現在所有している底地（貸宅地）を、子供には引き継がせたくないので自分の代で整理したい。
借地人の方々に対しては以前より自分自身で交渉し、更新のタイミングで購入していただけないか打診したが、どうしても整理しきれなかったため業者売却を検討し始めたものの、借地人の方々とも永年土地賃貸借の関係にあったため決断できず。
また、千葉県にも山林を所有しており、底地を整理するならこちらも一緒に整理したいのだが、底地も山林も引き受けてうれる業者が果たしているのだろうか。

先ずは、なぜご自身の代ご資産を整理したいのか、その理由を伺いました。
すると、底地の低収益性、維持する上での手間、相続税への懸念が挙げられたため、改めてご売却されることをおすすめしました。
次に、弊社にて買受けた後、借地人の方々へのご説明方法・今後の提案内容についてご説明いたしましたところ、ご納得ご安心いただき、底地をご売却していただくご決断をしていただきました。
また千葉県の山林に関しても底地と一緒に買受けることをお約束し、金額合意後にご契約、その２週間後に名義移転の運びとなりました。

ご契約及び決済時には名義人の息子さんにも同席していただき、お礼のお言葉を頂戴しました。
また借地人の方々へ新しい地主としてご挨拶に行った際も、今回の経緯をよくご理解いただき、元地主様へ非難が及ぶことなく引き継ぐことができました。

結果として、整理をお考えであった不動産を１００％売却することができ、相続税の心配もなくなり、また借地人の方々との関係も、新地主である弊社へ完全に移行することができました。